個人情報を吸い上げる仕掛けは至るところに仕掛けられている!

あまり会社のメールアドレス宛に勧誘や、見ず知らずのメールは来ないものです。しかしながら、いちどだけあまりにも巧妙だったのでついついクリックして、それ以降困ったことになった経験があります。もちろん情報システム部門からも注意されました。

言い訳をするわけではありませんがあまりにも巧妙だったので誰もが引っかかるのではないかと思います。(Wさんの体験談)

 

某展示会が不審メールのきっかけに

 

それはある展示会へ訪問したとのことです。

 

名刺を入り口で渡した上で展示会へ見学を行うことになっていました。もちろん、免責事項で今後の案内が入ることが前提のことです。

 

実際にはこのような展示会をトリガーにして情報配信のメールが来る事は当たり前であり、これにクリックすることそのものは全く問題はありません。

 

しかしながら、ここに落とし穴があったのです。正直なところ、私だけではなく社内では他のメンバーもついついクリックしてしまったと言う事象が見られました。

 

メールに仕掛けられた巧妙な罠

 

それは展示会が終わった1週間後のことでした。HTML形式でメルマガが送られてきました。

 

タイトルを見る限り1週間前に訪問した展示会の主催者の団体名が記載してあるように見えたのです。しかしながらアルファベットで8文字のところ7文字までが同じで1文字だけが巧妙にすり替えられていました。

 

メールを開くと、今後の情報配信のために名刺情報以上の社内での役割や業務を記入するアンケートが立ち上がるようになっていました。何の疑問もなく入力した上送信してしまったのですが、これが失敗でした。

 

その後、私の名前をうまく活用して他社に連絡が入ったと言うクレームが入ったのです。

 

おかしいなと思って心当たりを調べると、このメールが原因だったことがわかりました。実際社内でも私のような同じようなトラブルに巻き込まれている人間が数人いたわけです。

 

おかしいなと思って心当たりを調べると、このメールが原因だったことがわかりました。実際社内でも私のような同じようなトラブルに巻き込まれている人間が数人いたわけです。

 

ここでようやく8文字中、1文字だけが異なるメールの配信であったことがわかり、展示会の事業者にクレームを申し上げるも仕方ないことがよくわかりました。

 

このような悪質ないたずらメール、それも個人情報を無理矢理、吸い上げるような形がありますので、情報部門からもきつくお灸をすえられることになりました。

 

今考えてもあまりにも巧妙だったので気づかなかったのですが、軽率だったと反省しています。